意外と簡単お家でジュエリーのクリーニングをする方法”>意外と簡単!お家でジュエリーのクリーニングをする方法
普段毎日つけている、お家に眠っているジュエリー。毎日つけていると油分で、お家で眠っていると空気に触れたりしてジュエリーは変色してしまいます。
購入したお店にクリーニングしてもらいに行こうと思っても、行くのが面倒であったり、クリーニング時間、時間つぶしをするのが面倒だったりすることがあると思います。
そこで今回は、お家でもお店で行うジュエリーのクリーニングと同じように洗浄液を使ったクリーニングをする方法を書いていきます。
洗浄液を使ったクリーニングは簡単なのですが、注意事項が多いので注意事項は必ず読んでいただきたいです。
この記事を書こうと思ったきっかけ(前置き)
昨日、記事にした、アスナちゃんとおそろいリング(上記写真:雑な加工で失礼いたします)を毎日つけてはかわいいな~とながめてテンションを上げているのですが、ふと、ジュエリーのクリーニング方法ってなかなか知る機会がないよなぁと思い、追記的に書いてみることにしました。
<必読>ご購入時に洗浄液を使ってのクリーニングが出来るジュエリーかどうか必ずお店できいてみてください!
最初にお伝えしなければならないのが、地金の素材、石の種類、加工(コーティング等)がされている商品に関しては元々洗浄液を使ってのクリーニングが不可能のジュエリーがあります。
同じ素材を使っていても、ブランドさんにより加工方法も違いますし一概に、この素材のジュエリーをクリーニング出来るよ!と声を大きく言えないため、下記の方法でクリーニングをおこなうと、逆にジュエリーを傷めてしまったり変色が悪化する場合があります。
そうなった場合、お店に持っていっても修理が出来なかったり、どうしようもなくなってしまいます。当ブログでも一切責任は取れません。
そこで、ご購入時に”洗浄液を使ってジュエリーのクリーニングはできますか”と一言きいてみてください。クリーニング出来ると言われたら購入証明書の内容をみて専用のクリーニング液を購入し、下記の方法でお家でクリーニングも可能です。
また、家に眠っているジュエリーをクリーニングしたいという方は、まず1回目はご自身でクリーニングされずにお店に持っていってみてください。
そこで、洗浄液を使ってクリーニング出来るということがわかってからであれば、下記の方法でお家でクリーニングも可能です。
最初からネガティヴなスタートになってしまいましたが、ジュエリーは繊細なものですし、長くご愛用していただくためにも、一度お店の販売員さんにきいてみてください。
洗浄液を使ったクリーニングが出来ないジュエリーをキレイに保つ方法
上記で、洗浄液が使えないジュエリーがあるとお伝えしましたが、なぜ洗浄液が使えないのかというと、水がNGなのです。
例えば、メッキ、加工(コーティング等)がされている場合は、水によりメッキや加工(コーティング等)が取れてしまうため、
石が接着剤でついている場合は水に濡れると接着剤が弱まり石取れの原因になるため、
天然石の種類によっては水に弱いものがあるため
などなど色々な要因によって洗浄液を使ったクリーニングが出来ないジュエリーがあります。
その場合、どうやって輝きを保つのかということですが、
・やわらかい布で拭いてあげる
→これは洗浄液使える、使えないにかぎらずどのジュエリーにも言えることなのですが、使用後や変色が気になった場合は、やわらかい布で拭いてあげてください。
イメージとしてはメガネ拭きのような布です。必ず研磨剤が入っていないものを使ってください。
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研磨剤が入っていない柔らかい布です。
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ジュエリー用としてはこちらがよく使われています。
・保管する際にビニールのチャック袋に入れる
→多くのジュエリーブランドでは、チャック袋に入れてディスプレイ分以外を保管しています。こちらは空気になるべく触れさせないようにすることにより変色をおさえています。
また、5年間変色をおさえてくれる、特殊なチャック袋もあり、大体どの素材のジュエリーでも使えます。
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5年間変色をおさえてくれる特殊なチャック袋です。
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普通のビニールのチャック袋よりも効果絶大なので、かなりおすすめです。5年間使えてこの価格はすごくお得だと思います。
このように、ご使用後は乾いた布で拭き、チャック袋に入れてあげるだけで変色をおさえることが出来ますし、何もしない場合とくらべて確実にキレイに保てるので、ぜひやってみてください!!
使用する洗浄液の種類
クリーニングの方法はどのジュエリーでも同じなのですが、洗浄液は、地金の素材によって異なるものを使用します。
*こちらを地金のものと違うものを使ってしまうとジュエリーを傷めてしまうので必ず地金を確認してください。
洗浄液については、多くのジュエリーブランドでのクリーニングで使われているハガティ社のものでご紹介します。
*地金によって洗浄液につけては大丈夫でも、ついている石の素材によってはその石だけは洗浄液につけてはいけない場合があるので、こちらもご注意ください。
プラチナ、ゴールド素材、ダイヤモンド、ルビー等にはこちら
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プラチナ、ゴールド素材、ダイヤモンド、ルビー等にはこちらをご使用ください。
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こちらでシルバー素材は使えないでご注意ください。また、パールなどの天然石はつけないようにご注意ください。(パールなどデリケートなものの洗浄は下記でご紹介します。)
イエローゴールド、ピンクゴールドにもこちらをお使いください。
パール、オパール、エメラルド、トルコ石、サンゴ等にはこちら
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パール、オパール、エメラルド、トルコ石、サンゴ等にはこちらを
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こちらでは、パール、オパール、エメラルド、トルコ石、サンゴにだけ使えると思ってください。
パールなど繊細な天然石は通常クリーニングは出来ないとされていますが、こちらの洗浄液ではクリーニングが可能です。
シルバー、シルバーのメッキにはこちら
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シルバー、シルバーのメッキにはこちらをご使用ください。
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こちらでは、プラチナ、ゴールド素材、ダイヤモンド、ルビー、パールなどの天然石等には使えないのでご注意ください。
洗浄液で一番目に見えてキレイになった!と効果がわかるのがシルバー素材のクリーニングです。すごくピカピカになります。
また、シルバー素材に関しては、
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シルバー素材用研磨剤入りクロス
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洗浄液できれいにした後、このような研磨剤が入ったクロスで磨いてあげると更にピカピカになるのでおすすめです。
洗浄液を使ってキレイにする方法
やっとやってきました、洗浄液を使ってクリーニングをする方法!!(ここまで書くのも長かったですw)
①透明なフタつき容器を2つ用意する、ひとつに洗浄液を、もうひとつに水を入れる
→上記でご紹介した洗浄液の容器にそのままクリーニングするジュエリーを入れても、もちろん大丈夫なのですが、一旦開封して汚れたジュエリーをクリーニングすると洗浄液が長持ちしませんし、次に使うときフタを開けて、前に使って洗浄液が汚くなったなと思うのもいやだと思います。
そこで!!あらかじめ透明な容器を用意し、そちらに洗浄液を使用分だけ入れて使うことで”キレイな状態で何度も”洗浄液を使用することが出来ます。ジャムのビンみたいな容器、もしくはタッパーなどで大丈夫です。
洗浄液の使用量は、ジュエリーが頭までつかるくらいで大丈夫です。そちらを透明な容器に入れます。
もうひとつの容器には水を入れてください。こちらは洗浄液よりも多めがいいです。
②まずはジュエリーを水の入った容器の中に入れる
→付着している汚れなどを一旦とるために、まず、ジュエリーを水の入った容器の中に入れます。ピンセットでジュエリーをつまみながら、シャカシャカ左右に揺らします。
③水に入れたジュエリーをフタの上へ、歯ブラシなどで優しくこする
→シャカシャカが終わったら、水に入れたジュエリーをフタの上へ移動させて、その上で歯ブラシなど先が繊細なもので優しく力を入れずこすって汚れを浮き上がらせます。
*この時、チェーンなどは弱っている可能性があるので、ゴシゴシするとチェーン切れする可能性があります。また、石もゴシゴシすると取れてしまう可能性があるので、必ず優しく力を入れずこすってあげてください。洗浄液できれいになるので強くこすらなくても大丈夫です。
④再び水の容器に入れる
→優しくこすってあげた後、再び水の中へ入れて、ピンセットでジュエリーをつまみながら、シャカシャカ左右に揺らして汚れを落とします。
⑤ついに洗浄液の容器に入れる
→洗浄液の容器にジュエリーを入れます。上記でご紹介した洗浄液の、シルバー用は10秒ほど、そのほかは1~2分ほど洗浄液につけます。
*洗浄液につけすぎもよくないので、説明書通りの時間を守ってください。
ここでも、ピンセットでジュエリーをつまみながら、左右にシャカシャカ、もしくはビンの場合は左右にふったりすると超音波の洗浄みたいな雰囲気がでるのでよりキレイになります。
⑥時間になったら容器から出して水で洗う
→洗浄時間が終了したら、洗浄液の入った容器から出して、軽く水で洗います。
⑦一日乾かしてあげる
→⑥番までで洗浄は終わりなのですが、水や洗浄液を使っているので、一日は乾かしてあげて、使用したり保管したりしてあげてください。
また、ここまででものすごくキレイになっていますが、シルバー素材の場合は研磨剤が入った布で、そのほかの素材は研磨剤が入っていない布でふいてあげると、さらにキレイになります。
洗浄液を使用する頻度、洗浄液でもキレイにならない時は
洗浄液を使用する頻度は、最低でも月に1回はあけてください。月に1回以上してしまうと、逆にキレイさが失われてしまうので、月に1回以上はあけてください。
もし、月に1回のクリーニングでもキレイさが出てこないなと思った時は、洗浄液ではクリーニングが限界にきたということで、お金はかかりますが、ブランドさんに持っていくと、お修理対応で新品仕上げをして、買った時と同じ輝きを取り戻すというお修理をしてくれるので気になる場合はこちらを利用するのをオススメします。
こちらもブランドさんによって、ジュエリーによって、新品仕上げができたりできなかったりするので、一度相談してみてくださいね。
注意事項が多かったですが・・・
注意事項が多かったですが(命令形になるので書いてて途中で嫌になってました…)、クリーニング自体は簡単なので、洗浄液でクリーニング出来る場合はぜひお家で試してみてください!!
おまけ[アスナちゃんとおそろいの指輪のクリーニング]
アスナちゃんとおそろいの指輪のクリーニングについてなのですが、
こちらは地金にマット加工(ツヤ消し)がされています。洗浄液につけるとマット加工がとれて地金部分が出てきてしまう可能性があるので、洗浄液でのクリーニングはあまりおすすめ出来ません。
ですが、アクアマリンとダイヤモンドは洗浄液につけても大丈夫なので、アクアマリンとダイヤモンド部分だけ、歯ブラシや綿棒で洗浄液をつけてこすってあげて水で流してクリーニングしてあげることは可能です!!
アクアマリンとダイヤモンドだけは洗浄液でクリーニングして、他の部分は普段から柔らかい布で拭いてあげていれば、キレイさは保てるのでぜひやってみてくださいね!!
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